以前、アメリカの大学にかかる費用についてブログ記事(【アメリカの学費】アメリカの大学でかかる費用)でご案内しました。
大学にかかる費用はここ20年間で3倍まで増え、年間の上昇率は6.9%と言われています。
FAFSA(大学資金のための連邦政府の助成金制度)やStudent Loanもありますが、FAFSAですべての費用はまかなうことができないですし、Studen Loanは卒業後、多額の借金を子供が負うことになります。
529プランと呼ばれる大学費用のための投資アカウントを開設し、大学資金の準備をする人もいます。
最近では、生命保険を利用して大学の資金の準備をする人も増えてきました。
まずは良く比較される529プランの注意点についてまとめました。
529プランはアメリカ政府が設立した将来の高等教育費のための「学資積み立て」を行う公的な貯蓄制度で、税制上有利なアカウントです。
大学の資金を準備するのによく利用されるプランですが、注意点があります。
- 教育費のみに使用する必要がある
- 連邦政府の助成金制度(FAFSA)を申請する際にEFCに含まれてしまう。(※後で詳しく案内します。)
- 損失の恐れがある
- 拠出自体に制限はないが、贈与税が発生する場合もある(Lifetime gift-tax exclusion limitの上限15,000ドル。つまり$15,000より多いと贈与税がかかる)
- プランにもよりますが合計の積立ての上限は300,000ドルまで
- 教育費以外での使用の場合は10%の罰金と税金
FAFSAのEFCについて
FAFSAで援助が必要な金額を計算する際に計算式は「大学にかかる費用かEFCを引く」です。
大学にかかる費用 – EFC = 援助が必要な金額
つまり、EFCが大きいと援助が必要な金額が少なくなります。
EFCは、Expected Family Contributionを意味して、その家庭が1年間に負担できる学費の上限額のことです。
このEFCは、親や学生の収入や資産が含まれます。
529プランも含まれます。
IULを利用した学資の準備
529プランの代わりに学資の準備として最近よく利用されるのが、IULです。
IULはIndexed Universal Life Insuranceのことで株式市場の動きに基づいて利息を得る終身保険です。
Universal Life(貯蓄型保険)の1つで、保険契約者は必要に応じて支払いと給付を変更できます。
IULの特徴
IULの特徴についてまとめました。
- IULの資金は、いつでも、どのような目的でも利用できる
- 連邦政府の助成金制度(FAFSA)を申請する際にEFCに含まれない。
- 損失が無い固定資産
- 拠出に制限なし
- IULはLiving Benefit(生前給付)とDeath Benefit(死亡給付)が付いている
- 大学の費用、結婚式、ビジネス、住宅購入の頭金などに使用でき税金はかからない。
まとめ
IULは生命保険のため、学資以外の使用も可能で、現金価値の蓄積、生活給付、保証された退職後の収入を生涯にわたってを獲得できます。
お子様の学資の準備にIULも選択肢として検討されることをお勧めします。
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