【アメリカで老後】401Kのマッチングって何?

リタイアメント

アメリカの求人サイトなどを見ているとBenefitのところに401Kと書かれています。

また、401Kのメリットして、「雇用主がマッチングしてくれる」ということが挙げられます。

このマッチングとはどういうことかまとめました。

401Kって何?

従業員が勤めている会社と積み立てる個人年金制度です。

これは給料の一部をそのまま受け取らないで、老後のために貯金しておくという考えです。

401Kの口座に預けることで、預けた分はGross Incomeから引かれるので、その分は課税されません。

預けた分も、引き出すまでは、株式投資などで運用し、その運用益にかかるはずの税金もかかりません。

59歳と半年から引き出しが可能になりますが、それよりも早く引き出す場合は、所得税と10%のペナルティが課せられます。

また、拠出額には上限があり2023年の上限は22,500ドルでした。

2022年の上限は20,500ドルでした。

50歳以上になると、追加でさらに7,500ドル拠出できるようになります。

401Kは、証券会社などに委託されており、その会社の投資信託で運用されることが多いです。

401Kのマッチングって何?

従業員が勤めている会社と積み立てる個人年金制度です。

拠出した額に応じて雇用主も拠出してくれる仕組みです。

2023年は、拠出の上限額が、22,500ドルと書きましたが、雇用主がマッチングして拠出した分は、この上限にカウントされませんが、従業員と雇用主の拠出金の合計には制限があります。

給与の100%または66,000ドル(50歳以上の場合は73,500ドル)のいずれか低いほうが合計額の上限です。

マッチングに関しては、各会社でどれだけマッチング(100%マッチングまたは部分的なマッチング)するかは異なります。

部分的なマッチングって何?

部分的なマッチングとは、雇用主が従業員が401kに拠出した金額の一部の金額をマッチングするということです。

例えば、会社の規定が「マッチングの対象は給与の最大6%の50%」としている場合について説明します。

例えば、年間80,000ドルのGross Incomeがある従業員は、自身で拠出する金額をGross Incomeの6%と設定した場合、自身の拠出額は4,800ドル(80,000ドルの6%)になります。

雇用主は50%の部分的なマッチングのため、4,800ドルの半分、つまり2,400ドルを雇用主は拠出します。

もし、この従業員が、6%ではなく、Gross Incomeの8%を拠出した場合でも、雇用主は給与の6%の半分しかマッチングしません。

100%マッチングって何?

雇用主が従業員の拠出額と同じ金額を拠出することです。

もし、給与の最大4%までで100%マッチングの場合、従業員が4%を拠出すると、雇用主も4%を拠出します。

この会社で従業員が6%を入れた場合、雇用主は4%が最大値のため、4%しか拠出しません。

権利確定期間

401kのマッチングについて理解するのに重要なことの1つが「権利確定期間」(Vesting Schedules)です。

権利確定とは、雇用主が拠出した分を従業員が得る権利を確定する期間があるということです。

つまり、会社を辞める、または特定に期間が経過するまでに解雇された場合、雇用主のマッチングを失う可能性があります。

雇用主の401k拠出金の一般的な権利確定期間は5年です。

権利確定期間が終了する前に雇用主を辞めたり、解雇されたりした場合、雇用主の拠出金の一部または全部を失う可能性があります。

まとめ

401Kのマッチングは、各雇用主によっても規定が変わりますが、従業員が401Kに拠出した金額の100%または一部を雇用主が上乗せして拠出してくれることです。

ただし、この部分は権利が確定する前に辞めたり、解雇された場合は、失う可能性があります。

最近ではLiving Benefitが付いた生命保険を利用して老後に備える方が増えています。

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